2017/04/30

Jupyter NotebookでRを動かす(windows)

Jupyter Notebook上でRを動くようにしたときのメモ。

1. 目的

手持ちのWindowsのノートにPython環境をセットアップする。
ついでにRもJupyter Notebook上で動くようにする。

2. 環境

OS: Windows 7 Professional(64bit)
CPU: Core i5-4300U 1.9GHz
メモリ: 4.00GB

R 3.4.0
Anaconda 4.3.1 (Python 3.6 version)

3. 手順

3.1 おおまかな流れ:

下準備
  • Anacondaを入れる
  • Rを入れる
Jupyter NotebookでRを使うための設定
  • IR Kernelを入れる

3.2 Anacondaをインストールする

Download Anaconda Now! | Continuum
https://www.continuum.io/downloads

Anacondaを使えばPythonでの分析環境が簡単に構築できる。
自分がひいこら言いながらPythonをインストールしようとしてしかも失敗して断念していた頃とは隔世の感がある。

細かいことに関してはこちらの記事を参照するのがよい:

データサイエンティストを目指す人のpython環境構築 2016 - Qiita
http://qiita.com/y__sama/items/5b62d31cb7e6ed50f02c

今回はAnaconda 4.3.1 (Python 3.6 version) 64-bit installerを使ってインストールした。
インストールが完了すると既にJupyter Notebookが使える状態になっている。
プログラム一覧の中にあるJupyter Notebookを実行すればサーバーが立ち上がり、ブラウザ上でJupyter Notebookが使える。

3.3 Rをインストールする

R: The R Project for Statistical Computing
https://www.r-project.org/

公式サイトからRのインストーラをダウンロードしてきてインストールする。
もちろん既にRがインストールされている場合はこの限りでない。

今回は最新のバージョン(3.4.0)をインストールした。

3.4 IR Kernelをインストールする

IR Kernelなるものを使うとJupyter NotebookでRのカーネルが使えるとのこと。

JupyterでRを使う。 - Qiita
http://qiita.com/piruty_joy/items/498ee16de62879e5a949

上の記事はMacでのインストールだったので以下を参考にした:

Installation · IRkernel|
https://irkernel.github.io/installation/

Rのコンソール上で以下を実行する:
install.packages(c('repr', 'IRdisplay', 'evaluate', 'crayon', 'pbdZMQ', 'devtools', 'uuid', 'digest'))
devtools::install_github('IRkernel/IRkernel')

カレントユーザーのみの使用なので以下を実行。
IRkernel::installspec()

Jupyter Notebookを起動して、右上のNewを押すと、選択肢にRが増えている。



これでJupyter NotebookでもRが使える。